流れ着くモノと海洋汚染と正しい保護
最近特に流れ着く怪物体のニュースが多い。
特にチリの怪物体はなんだかよく分からないものだった。
なんか吸盤とかついてるし。
最初サイズ的にイカかと思った。
そのうちに巨大タコという話になり、最終的にはマッコウクジラ
だということになった。
どうやらマッコウクジラの死骸の、頭の脳油の部分が残ってしまい
それが漂着したらしい。
クジラ自体は昔から流れ着くことがあるし、つい最近も東京湾に
流れ込んだクジラの死骸がニュースになった。
そういうこと自体はよくあることなのだ。
過去数億年の歴史でくりかえされてきた、あたりまえのこと。
問題は、海に人類がいろんなものを投棄してるということにある。
空き缶や空き瓶、ペットボトルに始まり、いろんなゴミや産廃から
流れ出る有毒物質、工業廃棄物などなど。
有毒物質が生物濃縮で魚やクジラに貯まっていく。
今問題になっているが、カジキやキンメダイに含まれる水銀の量と
マグロ、カツオ、そしてクジラを比較してみる。
魚種 | 匹数 | 水銀濃度(ppm) |
クロマグロ | 5 | 0.73(0.54-0.95) |
ビンナガ | 5 | 0.28(0.22-0.34) |
カツオ | 15 | 0.17(0.03-0.39) |
マカジキ | 4 | 0.6(0.38-0.81) |
キンメダイ | 17 | 0.48(0.07-0.86) |
サメ | 2 | 0.43(0.26-0.6) |
バンドウイルカ | 5 | 21(1-37) |
マッコウクジラ | 13 | 2.1(0.9-4.6) |
ニタリクジラ | 93 | 0.05(0.004-0.1) |
(水産庁のレポート2001-2002から抜粋)
んなわけで、クジラは相当やばい。
今漂着してるクジラは汚染のせいじゃないかと勘ぐるくらいだ。
実際にはそれでも生きてるから影響は少ないだろうけど。
ただ以前奇形のイルカとかが生まれていたなあ。
結論を言うと、バンドウイルカは年に6回以上食べるべきでない。
カジキやキンメダイも毎日は食べないほうがいい(週に2〜3回までか)し、
それと同じくらいクロマグロも危険。但し、他のマグロや
カツオにはそこまでの危険性は無いということもいえる。ここ要注意な。
厚生労働省の安全基準からはそんな感じ。
WHOの勧告はもっと厳しくなるかも知れんので、追って報告する。
ここには書いてないがイワシやアサリ、大抵の小魚にはほとんど問題ない。
むしろ魚食え。ていうか大型の魚食わなくていいし、水産関係者には悪いが。
また、クジラでもヒゲクジラの類はがんがん食ってオッケー。
だって水銀少ないし。(水銀量だけ見ると上記の小魚並み)
グリーンピースが文句いうだろうけどな。
生態系のこと考えると、人類が食う分大型魚やクジラ減らすべきだが。
そのほうが生態系の保全は図れると思う。
とかいうと緑のお豆が文句言うんだろうなあ。
いいだろう。ちょっと昔話をしてやろう。
昔々あるところに心やさしい人たちが住んでいました。
その人たちは鹿がオオカミに襲われるのに心を痛めていました。
そのため、彼らはオオカミを森から絶滅させました。
すると、鹿はしばらく増えつづけましたが、やがて森に食べるものは
なくなり、ついに鹿は激減して森は荒れ果てたそうです。
…1800年代のアメリカの実話だ。
海の生態系がそうならない保証はまったく無いぞ。
オオカミ(日本やノルウェー等捕鯨国)を絶滅(捕鯨禁止)して
クジラ激減なんてことがありえるんじゃないか?
もしそうなったら反捕鯨派は責任取れよ。腹切るなりなんなりして。
さて。
それはさておき変な漂着物といえば、チリに泡の塊が漂着したらしい。
いろんな化学反応で泡が発生したらしく、臭いにおいのおまけ付きだそうだ。
アマゾン川流域の水銀汚染も酷い有り様だし、中国とか韓国とかの
ゴミが海流の関係で日本に流れ着くし…、あんまりこういうこと
言いたかないけど、いいかげんにしろ。
海の汚染が酷い。
このままだと未発見の新種の生物(UMAともいう)、既存の生物にかかわらず、
みんな死んでしまうだろう。あげく、人類も滅んじまうかもな。
昔ホモサピエンスってのがいてね…と語る未来の知性生物。
この時代に生き残った人類はUMA扱い。
環境保護とか自然保護とか何のためにするのか?
結局は自分たちのためじゃないのか?あたりまえだろ。